(原著論文)

フィンランドのインクルーシブ教育における3段階の教育的支援の連続性を可能にする要因の検討

− 総合制学校と特別支援に関わる教員に着目して −


要 旨:本研究ではフィンランド・サロ市で行われる、3段階の教育的支援の“連続性“と総合制学校、3段階の教育的支援の連続性に関わる教員の連携に着目し、フィールドワークによる調査研究を行った。フィールドワークによって3段階の教育的支援の実際から、フィンランドの3段階の教育的支援の連続性を可能にしている要因について考察した。その結果、3段階の教育的支援の連続性を可能にする要因として【各支援の要となる教員の存在と各要の教員の連携】【教員のもつ柔軟性】【児童生徒の意見の反映と信頼感を持った見守り】が明らかになった。本研究では、フィンランド教育において学校全体で全児童生徒を見守る体制や基盤があること、支援対象児が持つ力や資源、成長力に期待した見守り、共同活動の学びを促すことによって3段階の教育的支援の連続性を可能にしていることが示唆された。

キーワード:連続性をもつ段階的支援   インクルーシブ教育   フィンランド



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