(原著論文)

動作法による重度・重複障害児の座位・膝立ち位・立位の動作変容の関連性と学習支援の意義

要 旨:動作法の心理リハビリテイションキャンプにおいて,座位が不安定な重度・重複障害児に対して動作法による課題を指導した。あぐら座位及び膝立ち位,立位における姿勢評定票を活用した動作変容の分析等から三つの動作変容の時期的関連性を明らかにすることにより,重度・重複障害児に発達上位課題(膝立ち位や立位)を活用することの学習支援の意義を考察することを目的とした。その結果,上体を補助した「膝立ち位姿勢保持」や「立位姿勢保持」で腰が引けず,上体が改善されたことにより,「あぐら座位姿勢保持」では重心の位置が中央で安定し,その後,「膝立ち位姿勢保持」や「立位姿勢保持」でも,上体の歪みが改善され,重心の位置が中央で安定するという変容過程を見出すことができた。また,複数の発達上位課題を活用することにより,全ての学習課題の動作改善につながり,対象児への学習支援の構成の幅がよりひろがること等が示唆された。

キーワード:動作法  動作変容の関連性  姿勢評定票  重度・重複障害児  心理リハビリテイションキャンプ



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