(原著論文)

韓国における知的障害者の特別教育について
− 知的障害特別学校のカリキュラムとその課題に関する事例的検討 −


要 旨:韓国の知的障害(自閉症含む)における特別教育の現況と課題について,特別学校のフィールド観察と現職教員からの意見聴取による調査から,カリキュラムについて報告した。訪問した韓国ソウル市にある特別学校は2校(ソウル市江南区私立ミラル特別学校・ソウル市立ゾンジン特別学校)であった。韓国は,統合教育と通常教育との連携性の強化(日本の学びの連続性に類似した考え方)を図る趣旨から,特別教育において「基本教育課程」(基本理念は通常教育と同一として教科数を減じる)で取り組まれていた。韓国の教育課程の創意的才量活動の中には,小学部,中学部,高等部で必ず「進路活動」が含まれていた。また,韓国は一般の大学等進学率が高いことが特別教育にも影響し,高等部卒業後は専攻科への進学が大半を占めていた。しかし,専攻科修了後は就労する場が少なく,福祉施設利用者が著しく多かった。

キーワード:韓国   特別学校   教育課程



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