(原著論文)

知的障害特別支援学校の接客サービスにおける丁寧さや気配りに関する内容の指導効果に関する研究

要 旨:知的障害生徒の障害特性として、実際的な生活場面の中で具体的に思考や判断を行い、表現する指導が効果的であることが挙げられる。そこで本研究では、抽象的な内容であっても具体的な行動単位に置き換えて行動分析を行い、段階的に指導することによって、知的障害生徒に抽象的な内容の指導効果が得られるという仮説のもとに、実践研究に取り組んだ。研究の方法は、まず「丁寧さ」や「気配り」などの抽象的なスキルが求められる高等部接客サービスに着目し、知的障害と自閉症を併せ有する高等部女子生徒Sを指導対象とした。次に接客サービスの行動分析表に基づく最小限の介入を用いた指導を行い、その変容を明らかにした。日常生活場面における変容は、エピソード記録をもとに検証した。結果として、「丁寧さ」や「気配り」などの行動が確認されたため、知的障害特別支援学校における抽象的な内容の指導効果を示すことができたと考察した。

キーワード:接客サービス  行動分析  丁寧さや気配り  知的障害  自閉症



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