(原著論文)

成人期知的障害者における機能分化に基づいた
連続性のある就労支援に関する研究
− 就労継続支援B型事業所の調査を通して −


要 旨:本研究では,就労継続支援B型事業所への調査を通して,成人期知的障害者の機能分化に基づく就労支援の連続性について明らかにすることを目的とした. 全国の就労継続支援B型事業所581か所を分析対象として,先行研究の共通点から整理した「保障機能」「訓練機能」「移行機能」の3つの機能水準を基に,事業所の目的及び就労支援の中心的な活動である生産活動の目的の関係を分析した.その結果,事業所の目的と生産活動の目的が共通することで,機能の分化とその連続性が示された.そのため,事業所の目的に沿って,生産活動の目的を設定,実施することで,「保障機能」から「訓練機能」へ,そして「移行機能」への連続性が示されると考えられる.よって,機能分化に基づいた就労支援を行うためには,「保障機能」から「訓練機能」,「移行機能」までを視野に入れた連続性のある支援を行うことが必要であることが示唆された.

キーワード:成人期知的障害者   就労支援   機能分化   連続性



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