(調査報告)

中学生の支援ニーズの実態と把握に関する研究
− Hyper-QU,特別な教育的支援ニーズ,学習成績による検討 −


要 旨:中学生に「Hyper-QU」と「学習成績」を,担任教師に「生徒の様子」を聞き取り,それらを踏まえた「通常対応群」「要配慮群」「要支援・遂行群」への群分けから中学生の支援ニーズの実態を抽出し彼らへの支援のあり方について検討した.Hyper-QUの結果から全生徒の約4割がいずれかの支援ニーズを抱えていることが明らかになり,要配慮群の一部は支援ニーズが有るとされながらも教師に把握されていなかった.学習成績のみによる実態把握ではなく,本人が他者や集団とどう関わっているかを観察することと客観的尺度の活用が支援ニーズ発見の一助となることが明らかとなった.発達障害などの特別な教育的支援を要する対象は全生徒の約2割であった.中学校は学習支援を中軸にすえた実践が展開されるが,個人特性の把握や教師−生徒の関係を重視した多角的な観点による支援も必要とされる.本人が学校適応や学級満足を感じられるように教師による個別対応の方策が求められる.

キーワード:特別な教育的支援ニーズ   hyper-QU   学習成績



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