(調査報告)

地域の柔道団体に在籍する「特別な配慮を要する児童生徒(発達障がい等を含む)」の実態と支援に関する調査
− 柔道指導者へのアンケートの分析 −


要旨:小・中学校では発達障害など特別な配慮を要する子供の理解や研究が進んできている.一方で地域のスポーツ少年団等には発達障害の児童生徒が在籍しているものの,スポーツの種目ごとの調査研究は行われていないため,具体的な改善に取り組めていない.本論では柔道スポーツ少年団等における発達障害のある児童生徒の在籍数と支援の実態について,柔道指導者を対象にアンケート調査を行った.その結果,柔道スポーツクラブ等には発達障害の可能性がある児童生徒が約6%在籍しており,発達性協調運動症が疑われる児童生徒の存在も明らかとなった.また,支援としては個別指導が中心であり、柔道指導者は外部への相談を行っておらず,指導者は発達障害の支援についての情報を求めていることが明らかとなった.今後、柔道スポーツ少年団の活動を推進していくために,指導者数の確保と、特別支援教育に関する専門性向上が期待される.

キーワード:柔道   発達障害   地域スポーツ


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