(原著論文)

重度の慢性疾患のある病気療養児に携わる教員が抱える困難と課題

要旨:本研究は,難病を治療する医療機関に設置された院内学級における担任が抱く困難や課題を明らかにすることを目的とした。院内学級の担任経験がある教員3名を対象に①院内学級担任として児童生徒が病気を告知されてから復学までの間,どのようなことに不安等を感じていたか②児童生徒やその保護者に対して何を思いどのような指導や支援を行ったか③実施した指導や支援に対する成果と課題④保護者との連携に関する成果や課題について尋ねた。その結果,院内学級担任が抱いている具体的困難には,担任自身の精神的ストレス,着任時の混乱,学校組織の中で業務の特殊性を理解してもらいにくい孤独な存在であること,医療情報の入手が困難であり情報量も不足していることが明らかになった。解決の糸口として,主治医が主導する多職種連携カンファレンスへの参加が,教員自身のストレスや孤独感の軽減,的確な医療情報の収集に効果的である可能性が示唆された。

キーワード:難病   院内学級   多職種連携


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