(実践研究)

小学校特別支援学級に在籍する児童を対象とした
ノート型ホワイトボードを活用した漢字書字指導


要旨:本研究は,小学校の特別支援学級に在籍する漢字の習得に困難がある児童2名に対して,漢字書字の習得を促す小集団指導を行った.指導前に先行研究から文字の習得に有効とされている視写課題を実施して視覚的認知の特徴について分析し,ノート型ホワイトボードを活用した指導を考案した.指導前のアセスメントにより,視覚的図形認知,特に空間的な部分―全体関係の把握に弱さが推察されたため,透明シートに書いた漢字のパーツを重ねて見本を示す視写課題による指導を実施することにした.指導の結果,preテストに比べpostテストで全員の正答率が上昇した.視写課題について児童の認知特性とノート型ホワイトボードの特徴から考察し,ノート型ホワイトボードによる「パーツを重ねる」「パーツに分解する」という学習手続きが漢字の構成要素への注目を促したことで,漢字の習得に効果的であったと示唆した.

キーワード:漢字書字指導   視写   ノート型ホワイトボード   小学生   特別支援学級


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