(調査報告)

インクルーシブ保育における配慮・支援に関する心理職の意識とスタンスに関する調査研究

要旨:インクルーシブ教育における支援は,適応支援と発達支援などの様々な側面から提供されることが求められるが,その両視点から整理,検討された研究は未だ見られない。本研究は,障害幼児のインクルーシブ保育・教育における配慮と支援について検討することを目的とし,心理職を対象に適応支援や発達支援といった支援側面や機能性などの意識や実践におけるスタンスについて調査を実施した。その結果,インクルーシブ保育・教育を展開する幼稚園/保育所では発達支援・適応支援の両面が重要であり,専門機関と協働しながら療育的な役割も担うことが望ましいと考える心理職が調査対象の約半数を占め,発達支援・適応支援のどちらかのみを優先する傾向は見られなかった。また,障害児支援における心理職は,様々な支援の側面や機能性などを理解したうえで,偏ることなく様々なスタンスで支援に携わっていることが明らかになった。

キーワード:インクルーシブ保育   心理職   適応支援   発達支援


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