(調査報告)

知的障害特別支援学校における遊びの指導に関する調査研究
― 活動形態の違いに着目して ―


要旨:遊びの指導は現場から実施の「難しさ」が指摘されている.本研究では遊びの指導の多様な実施の状況を明らかにすること,及び自由遊びを行う学校と課題遊びを行う学校の授業についての考えの相違を明らかにすることを目的に,全国の知的障害特別支援学校を対象に調査を行った.その結果,場や目標等に関して多様な実践の状況が明らかになった.授業の形態を「自由遊びのみ」「課題遊びのみ」と回答した学校を比べると,「授業において重要な点」「難しい点」において有意に異なる項目があった.ここから異なる活動形態の授業では背景にある教育観も異なることが示唆され,遊びの指導では自分たちの授業の活動形態や指標を自覚化・明確化する必要性があると考えられる.今後は,実践校に対し詳細な調査を行い,活動形態の差異を踏まえた授業の指標や遊びの指導の意義について,明確にしていくことが課題である.

キーワード:知的障害特別支援学校   遊びの指導   自由遊び   課題遊び


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