(実践研究)

特別支援学校における介入整合性を高めるための
パフォーマンス・フィードバックを用いた行動コンサルテーションの検討
― 行動問題のある自閉スペクトラム症児の事例を通して ―


要旨:本研究は,特別支援学校に在籍する行動問題を示す自閉スペクトラム症児(クライアント)を担当する教員(コンサルティ)に対し, ビデオフィードバック及びグラフフィードバックによるパフォーマンス・フィードバックを用いた行動コンサルテーションを適用し,コンサルティの支援実行率を指標とした介入整合性(treatment integrity)が促進・維持するかどうかを検討した。参加児は、5歳の特別支援学校幼稚部年中自閉症女児であった。バス登校時及び朝の会において泣き叫ぶなどの行動上の問題を示したため、その場面を支援の対象とした。パフォーマンス・フィードバックを用いた行動コンサルテーションを実施した結果,参加児の標的行動(行動問題)が消失した上で,コンサルティの支援実行率が高程度で維持され,介入整合性が促進・維持された。これらの結果から,本研究におけるパフォーマンス・フィードバックを用いた行動コンサルテーションのパッケージが介入整合性を促進・維持するために有効であることが示唆された。

キーワード:行動コンサルテーション  介入整合性  パフォーマンス・フィードバック  特別支援学校  支援実行率


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