(調査報告)

知的障害特別支援学校高等部における理科教育に関する現状と課題
― 関東地区特別支援学校を対象とした質問紙調査から ―


要旨:知的障害特別支援学校高等部196校を対象に、理科教育の実施状況及び実施上の課題についての質問紙調査を行った。回答のあった69校(回収率35.2%)の中で、「理科」の授業を設けている(教科別の指導として位置づけている)と回答したのは37校(54.4%)、「理科」の授業は設けていないが、合わせた指導の中で実施しているが27校(39.1%)であった。また、理科の授業で取り扱った内容としては、「人の体のつくりと働き」と「天気の変化」の実施率が約9割であったことに対して、「燃焼の仕組み」や「てこの規則性」に関しては実施率が3割程度であった。理科教育を実施する上での課題(自由記述)としては、教材・教具が不足している、実験できる場所がない、専門(専科)教員が不足している、実態や理解の差が大きく授業づくりに苦慮していること分かり、知的障害特別支援学校高等部における理科授業の現状と課題が明らかとなった。

キーワード:知的障害   理科教育   実態調査


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