(展望論文)

ベトナムにおける障害のある児童生徒の教育支援システムに関する報告
―インクルーシブ教育と特別支援教育について―


要旨:ベトナム社会主義共和国(以下、ベトナム)における障害のある子どもの教育は1866年から始まり、社会状況変化とともに発展している。ベトナム統計総局とUNICEFの「障害者に関する全国調査」により、ベトナムの障害児数は67万1,659名であるが、教育を受けない、就学を継続しづらい子どもは少なくないことが報告された。ベトナムでは障害のある個人が教育を受ける機会を保障したり推進したりする法律が制定されている。そうした支援システムと実際の学校・教育支援施設の調査を通して、障害児の就学や継続の困難さ、障害児に対する学校・教育支援施設の現状、支援過程などについて、本レポートでは明らかにすることを目的とする。地域の視覚障害と聴覚障害の教育支援施設、インクルーシブ教育開発支援センターを視察した。その結果、インクルーシブ教育や特別支援教育、および障害者理解について、その範囲が限定的であったり、インクルーシブ教育の専門家、学校・教育支援施設が不足しており、障害児の就学や継続の困難などの課題に影響していると考えられる。

キーワード:ベトナム   インクルシーブ教育   特別支援教育


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